櫛形山脈 古城山(291m)、大峰山(399.5m) 2011年10月22日
所要時間 11:26 箱岩峠−−11:34 遊歩道入口−−11:53 古城山−−12:22林道−−12:24 遊歩道入口−−12:38 大峰山−−12:48 林道−−13:40 箱岩峠
概要
箱岩峠を起点とする林道(峠にゲートあり)から大峰山を往復。林道の途中から尾根上に遊歩道が延び、古城山山頂も通っている。大峰山は僅かに展望があるが、林道以外は樹林に覆われ展望は皆無
超低山の船岡山に続いて近場の山に登ることにして、箱岩峠まで車道で上がれ、近くを林道が通っている古城山と大峰山を選んだ。ここなら雨が降っていても傘をさして歩けるだろう。ただ、地形図では古城山の稜線に破線が無く、林道から藪漕ぎの可能性がある。大した距離ではないので籔が乾いていればどうってことはないが、濡れた状態では・・・。まあ、状況をみて考えよう。
箱岩峠の施錠されたゲート |
箱岩峠に上がると目的の林道はゲートがかかっており一般車は進入不可、ここから歩きだ。キノコ採りのジモティーだろう、バイクが数台下りてきたり、徒歩の男女も下ってきたりとこんな天気でもキノコ採りは賑わっていた。こちらは傘とゴアを持って出発する。古城山の近くまで林道を使い、稜線に近いところから適当に上がればいいか。林道は普通車でも問題なく走行可能な路面状態で頻繁に使われているようだ。標高が低いし南風で気温は高めで汗が噴き出してくる。夏と違って虫がいないだけましだが。
登山道入口。稜線上に続く | 整備された良好な道 |
このまましばらく林道歩きだと思っていたのだが、林道が尾根の北側から南側に乗り越えるところで尾根上に登山道が分岐、「大峰山」の案内があった。おお、地形図にはないが稜線通しに道があるらしい。これで問題なく古城山に登れそうだ。稜線上の登山道はよく整備され体に触れる藪は皆無で籔が濡れていても全く問題ない。小雨が降っているが、今のところ樹林なら傘なしで大丈夫だ。しかし長時間このままだと葉っぱから水滴が落ち始めるだろうなぁ。
248.3mの4等三角点 | 4等三角点から見た越後平野 |
良好な道が続く | 古城山山頂 |
越後平野の展望。古城山より北側の尾根上に展望ポイントあり |
248.3mの4等三角点を通過、ここは越後平野側が伐採されて視界が開けていてベンチが設置されていた。地形図では283m標高点峰が山頂のように書かれているが、最高点は291m峰で山名事典でもこちらを山頂としている。GPSの残距離を見ながら歩いていたら283m標高点峰は気付かず通過してしまった。というか、291m峰もGPSを見ていなければ通過してしまったかもしれない。山頂部はなだらかでそれほど目立たない山頂だった。まあ、先に進めば下りになるので判明するけど。山頂も今まで同様樹林に覆われて展望は無く山頂標識もなかった。この頃から雨が強くなってきて樹林中でも水滴が落ちてくるようになり、傘をさして歩いた。こんな時は籔じゃなくて本当に良かったと感じる。進んでいくと三角点と同様に平野部が開けた場所が1か所あった。
林道に出る | 東屋 |
東屋の反対側にはプレハブ | 林道から再び登山道へ |
菅谷方面の道が合流 | 櫛形山方面主稜線分岐 |
次の280m峰を通過、次の鞍部で右側下に林道が接近、薄い踏跡が林道に下っていた。285m峰、330m峰と越えて次の290m鞍部で稜線直下まで林道が接近し、登山道はいったんここで林道と合流する。そこには東屋があり林道の反対側には工事用のプレハブハウス。そのすぐ先で林道は稜線から離れるが、それと同時に登山道が復活して稜線に上がっていく。なだらかな尾根を進むと右手から太い道が合流し案内板登場、今歩いてきた方向を指して「箱岩峠」、合流した道は「菅谷、馬越」、そして大峰山方向は「大峰山」。当然直進。するとまたもや右手に道が。これは櫛形山方面へと延びる主稜線で案内も「櫛形山」であった。
山頂への登り | この緯度はたぶん旧日本測地系 |
大峰山山頂 | 櫛形山へと続く尾根 |
ここまで来れば大峰山までもう少し。山頂手前で「北緯38度通過地点」の標識が立っているが、GPSの表示を見ると10秒くらい行きすぎている。たぶんこの緯度は旧日本測地系なのだろう。最後に一登りで大峰山山頂に到着。この小雨の天気だが先客3人がいて賑やかだった。山頂付近も樹林に囲まれているが東側のみ伐採されて、見えていた山並みはたぶん櫛形山へと続く尾根だろう。
たぶん大峰山辺り | ヤマドリも雨に濡れていた |
ゲート到着 |
目的地に到達できたし疲れもないのでさっさと踵を返す。帰りは無駄な登りを省略するため林道を延々と歩いた。再び雨が強くなり傘をさしながらとなった。途中、林道上にヤマドリが登場、一羽は逃げたがもう一羽がなかなか逃げずじっくりと写真撮影できた。ゲートを越えて峠に戻ると長いHFのアンテナを立てた軽自動車が止まっていた。車でHF運用とは珍しい。
車に乗り込んで着替えて少し昼寝してから西に向かった。